YahooニュースやYouTubeのようなプラットフォームには、毎日たくさんのコンテンツが追加され続けています。

ユーザーの興味関心はプラットフォーマーおよびコンテンツ提供をするクリエイターの重要な収益源です。プラットフォーマー・クリエイターどちらも興味関心を十分に満たすコンテンツををユーザーに提供するべきでしょう。

残念ながら上で挙げたような無料プラットフォーム上では、誇張され過ぎたタイトルやサムネイルでユーザーを自分のコンテンツに引きずり込み、コンテンツを消費させようとする動きが見られます。釣りタイトルサムネ詐欺というワードを聞いたことがある人も多いと思います。

この記事では、クリックベイトの手法を上手く使いつつ、釣りタイトルやサムネ詐欺だとユーザーに感じさせないための心がけについて記載します。

クリックベイトとは

クリックベイトとは、記事・動画や広告などに 煽情的 (せんじょうてき) なタイトルやサムネイルをつけコンテンツへ誘導する手法です。クリックされるための ベイト () を撒くような行為を指します。クリックベイト自体は非難されるべき手法ではありません。

非難されるべきなのはクリックベイトを用いて中身の薄いコンテンツへ導くことです。これはダークパターンとされています。コンテンツを見てがっかりすれば、もちろんユーザーは嫌悪感を抱きます。このとき中身が薄いと評価するのはユーザー自身であり、どれに嫌悪感を抱くかはユーザーの主観に左右されます。悪意のあるクリックベイトの実例をお見せするのは(はばか) れるので、コンテンツを見た上で釣りタイトルだ、サムネ詐欺だと思ったときの特徴を挙げると…

クリックベイトが蔓延る背景

YouTubeなどの無料動画プラットフォームでは、自分のコンテンツを見てもらうために多数のクリエイターとの競争に打ち勝つ必要があります。ここで主戦場となるのは、コンテンツ(動画閲覧)ページではなくサムネイルがたくさん並んだ一覧ページです。

YouTubeの一覧ページの画像
YouTubeの一覧ページ

ユーザーは一覧ページにあるサムネで見たい動画を判断するので、コンテンツの入り口となるのはサムネです。コンテンツを少しでも見てもらうためにサムネを目を惹くものにする必要があります。これがクリックベイトが蔓延る背景です。

クリックベイトは再生数や閲覧数に比例して収益が上がる収益構造をもつプラットフォームで多く見られます。無料のコンテンツプラットフォームは基本的に広告を主な収益源としますが、広告紹介料は露出量に収益を比例させるため、広告があるプラットフォームにクリックベイトは多いとも言えます。広告自体にクリックベイトの技術が悪用されることも多いです。

クリックベイトを適切に使うために

あなたがクリエイターなら、はじめにコンテンツ自体の制作に注力することが重要です。最も大事なのは一覧ページに表示されるクリックベイトではなくコンテンツ自体の質です。タイトル・サムネイルとコンテンツの質に乖離があってはいけません。

クリックベイトを使うときは、下記を心がけてください。

ユーザーが使ってくれる時間を(ないがし) ろにしないコンテンツ制作をすることが、長い目で見てユーザーが自コンテンツに魅力を感じてくれるはずです。

ちなみに

この記事の内容とは全く関係ありませんが、この記事のサムネイルは画像生成AIで有名なDreamStudioというものを使ってみました。サムネって1から作るとかなり時間がかかりますが、画像生成AIだと一瞬でできてしまいます。

独創性というかオリジナリティのようなものは一切失われてしまいますが、時間がかからないというのも非常に重要ですよね。

参考文献

この記事の 最終更新:2023.5.22